FF10のラスボスにティーダの親父であるジェクトが登場する意味とエボン=ジュについて

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FF10のストーリー上のラスボスはシンの体内で待っているティーダの父「ジェクト」と、ユウナが今まで召喚してきた召喚獣達、そしてシンの核となっているエボン=ジュの4連戦です。

最終対決の流れとしては究極召喚ジェクト戦が2回⇒召喚獣⇒エボン=ジュの順番

この記事ではこれらラスボスがどうしてこの人物なのか?またラスボスの正体について解説してみようと思います。

(あくまでも個人的な見解となりますのでご了承下さい)

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ティーダの父「ジェクト」が待っていた理由

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ティーダの父ジェクトは元々ティーダの居た世界では「行方不明」という扱いになっています。

これはまだティーダが幼いころ、ブリッツにボールの人気選手であったジェクトは、どこかで”シン”と遭遇しスピラへ渡ったというのが真相です。そしてその頃丁度召喚士としての修行を積んだユウナの父ブラスカが召喚士の旅を始める前だったと推測出来ます(ユウナが幼いころにジェクトと会った記憶があるため)

ブラスカのガードには本編にも登場するアーロンが居ましたが、そのガードにジェクトも加わることになります。

召喚士の旅をしながら、ブラスカとアーロン、ジェクトは固い絆で結ばれていきますが、ユウナレスカから究極召喚を教えて貰った時にどちらか1人が犠牲にならなければならない事を知ります。

そしていざシンとの決戦においてブラスカの究極召喚として命を差し出したのがジェクトでした。

アーロンはこの時にユウナとティーダの事を頼まれるものの、究極召喚とその犠牲を知ったことから逆上してユウナレスカに挑みますが致命的な重傷を負ってそのまま帰路へと付きます。

命が消えるギリギリのところでキマリと出会い、ユウナを預けそのまま死亡してしまいますが、死人となったアーロンは「夢のザナルカンド」へと渡りティーダを見守っていました。

一方のジェクトは究極召喚となったことでエボン=ジュに乗り移られてしまい、シンの中で生き続けている状態です。シンとなったものはいきなり人格は抹消される訳ではなく、しばらくの間は自己人格が残るとのこと(個人差はありそう)

そこで夢のザナルカンドの正体や繰り返す召喚士の死の連鎖の事を知ったうえで息子であるティーダの元へと現れます(OPの夢のザナルカンド)

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この行動とティーダと再会した時の「待ってたぜ」のセリフを総合的に考えると、シンによるスピラの死の連鎖を断ち切ることをティーダに託したように考えられます。

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ティーダは最初はシンが何者であるかは全くわからないままユウナの護衛をしていた訳ですが、物語の途中からはジェクトがシンになってしまった事やエボン教の裏側、そしてその連鎖を終わらせた時には自らも消えるという事を理解した上で父である究極召喚のジェクトを倒すことに決めます。

ジェクトがシンの体内に居た簡単な理由は「ブラスカの究極召喚になりエボン=ジュに乗り移られたから」です。

召喚獣を倒す意味

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エボン=ジュというのは1000年前の召喚士であり当時のザナルカンドを統治していた人物です。

しかし長い年月からただひたすら「夢のザナルカンド」を召喚し、シンとなって度々スピラで暴れるだけの存在となっています(ただし本能的にはスピラを守っている)

エボン=ジュが生きながらえている最大の要因は召喚獣に乗り移れるという所にあるので、究極召喚であるジェクトを倒した際には同じく召喚獣であるユウナが祈り子達から授かった力も消滅させる必要があったのです。

こうすることでエボン=ジュの乗り移れる’(新たなシンとなる存在)を消し去ることによってシンの再発生を防ぐという意味があります。

これに関してはイベントの流れを見るとアーロンとジェクトは元々この方法を知ってたような会話をしますが、詳細に関しては不明です。おそらくは目の前で究極召喚となったジェクトがシンになったことを確信したアーロンが気付いたのと、ジェクト自身は自分がシンになったことを自覚していたからこそ知り得た事だと思います。

最後の敵「エボン=ジュ」

エボン=ジュの正体は前述したように1000年前のザナルカンドの統治者であり、最初にシンとなった人物です。

戦争状態にあったザナルカンドは危機的状況にあったことからシンという強大な力を誇る召喚獣になると同時に、自分自身の理想であった「夢のザナルカンド」を召喚します。

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シンはその力の大きさのあまりスピラ自体を滅ぼしかねない存在だったことからエボンの娘であるユウナレスカが夫のゼイオンを究極召喚として父であるシンを最初に倒します。しかしエボンの魂はその究極召喚を糧にして新たな器としてシンとして生き続けるのです。

スピラはの人々は、このシンの転生を1000年の歳月に渡って耐え続けてきました。

そして1000年の間には僅かにシンが消える「ナギ節」が数回訪れ、僅かな平和も短い期間ながらあったことからシンを倒した召喚士は大召喚士として崇められるようになっていくのです。これがエボン教という集団であり、シンは人間に対する”罪”だといった教えを広め、代々の召喚士をサポートする素振りをしたまま真実は明かさずに召喚士の死の連鎖を続けていました。

しかしユウナが究極召喚を使用を拒否し、エボンの転生を防ぐことを決めたことからブラスカの究極召喚であるジェクトと共にユウナ自身の召喚獣達も全て消滅させ、本体であったエボン=ジュまで完全に消滅させることに成功します。

エボン=ジュがシンの元凶であり、それを消滅したあとには「永遠のナギ節」が訪れるのです。(ただしエボンの教えでは永遠のナギ節は”いつか来るもの”だと教義されていました)

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