FF好きがFF10をやるべき幾つかの理由
初代FF10の発売から10年以上が経ち、次世代機や携帯機でもHDリマスター版として再販されているFF10。
初のシリーズ化だったり、フルボイス仕様だったりと今では当たり前になったFFの基礎とも言えるシステムを最初に搭載したりと、FF7、FF10はファイナルファンタジーシリーズの大きな転換期の作品だとも言える。
意外にもスーファミ時代は遊んでいたけれど、FF7以降からは遊んでいない人や、FF10のリマスターと言われても当時はゲームをするような年齢ではなく面白いかどうか分からないという感想を持っていることが多い。
そこで、ここでは主にFFは好きだけどFF10は未プレイだという人向けに個人的にFF10が面白いと思うポイントや遊んだほうが良い!勿体無い!と思うような部分を紹介してみようと思います。
シナリオの秀逸さ
FF10が面白いとよく言われる理由で最も大きいのはシナリオの素晴らしさがあげられると思います。
ゲームスタート時は大都会から始まるものの、あっという間にスピラという別世界に移動してしまうティーダ。
そこで出逢うヒロインのユウナとの関係や失踪した父親ジェクトの足跡を追うといった旅。
今でこそオープンワールドがRPGの条件のような所もあったりするけれど、シナリオを追うだけでここまで惹き込まれるストーリーのFFシリーズは数少ない。
大体のFFシリーズはハッピーエンド至上主義とまでは言わないけれど、それなりに幸せな結末が待っていた中で、FF10はあえて少し外しているというのもポイント。
それだけにストーリーを知りたいという欲求も生まれるし、裏設定だったり世界観について考えたくなったり、何より没入感をかなり得られる。
イベントも本当に上手く作られているので、遊んでて退屈することはまず無いだろう。
スフィア盤による自由度
FF10までのファイナルファンタジーシリーズはどうしてもレベルの概念があったし、武器や防具自体に性能があったことからやり込みプレイでも目的地というか着地点がある程度決まっていたところはあった。
しかし、FF10で採用されたスフィア盤システムは自分の好きなようにある程度キャラクターをカスタマイズ出来るという自由度がある。
もちろん、一般的に言われている最強装備などはFF10にも存在するけれど、やりこめばそれを超えるプレイが可能だし、逆に縛りプレイでスフィア盤をほとんど触らないままクリアを目指したりと遊び方は多い。
HDリマスター版はグラフィックも劣らない
元々はPS2で発動されたFF10なので、確かに最新のFF(例えば13シリーズなど)に比べると、多少は見劣りするかもしれない。にも関わらず、世間的な人気や評価が高いのはコンシューマ機の進化にしっかりと合わせた丁寧なリマスターが評価されているという事も言える。
実際にプレイすればこのゲームも元が10年以上前に販売されたとは思えないほど綺麗なグラフィックに仕上がっているし、再プレイ組でも充分に楽しめる(追加要素も多い)
キャラが魅力的
これはシナリオに多少依存するという意味合いもあるけれど、キャラクター陣がどれも魅力的であること。
どのキャラクターにも重要な役割があって、いい意味で全員を見て育てる必要があることからキャラが固定しがちになることもない。
FFキャラクター人気投票で1位を取った事もあるアーロンは特にオススメ出来るキャラクター。
この場合のオススメとは別に強いからとか、そういった単純な理由だけではない。
シナリオ、設定、世界観などそういったゲームの根幹に関わる部分において非常に魅力的だという意味だ。
もちろん主人公ティーダを含めて、FF10にはハズレキャラがいないと個人的には思う。
まとめ
いくつか理由を書いてきたけれど、やはりファイナルファンタジーシリーズの転換期として一つの完成形を見せてくれるのがFF10最大の魅力だと思います。
これからもFFシリーズは続くと思うし、過去作にも名作は沢山ありますが、FF10もまたそんな名作の1つだと思える作品だということです。