FF10のエンディングについて

*この記事にはネタバレが含まれます。また考察に関しては個人的な感想になるのでご了承下さい*

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FF10のエンディングはFFシリーズの中でもかなりシリアスな方向(というかストーリー自体がシリアス)

ではあるものの、最後の最後に消えたティーダがどこかの海で泳いでる姿を確認する事が出来ます。

ストーリーの中盤から【夢のザナルカンド】の存在や召喚士の運命について語られて来る頃にはFF10は自己を犠牲にしてでも世界を変えるというテーマが見えてきます。

まずはそもそもティーダや夢のザナルカンドについて考えてみます。

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夢のザナルカンドの住人ティーダ

本作の主人公であるティーダは結果的に見ると現実世界の人間ではありません(もちろんゲーム内での設定で)

FF10には2つの世界が存在しており、その内の1つがスピラと呼ばれるザナルカンドが遺跡となった世界、もう一つがティーダやジェクトが生きていた都会的な発展を遂げた【夢のザナルカンド】です。

夢のザナルカンドとはラスボスであるエボン=ジュが祈り子を通して1000年間通して自分が思い描いた理想のザナルカンドを召喚した存在です。

つまり実態はなく、冒頭の世界全てが【召喚された存在】だという事です。

その為、スピラでエボン=ジュを消滅させた時にはティーダの身体は消滅してしまいます。

エンディングの隠し要素や意味

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スピラからシンを完全に消滅させるという事はシンの脅威からスピラを救うと同時に召喚獣との決別をも意味しています。

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つまりスピラからシンが消えると同時にティーダや夢のザナルカンドも消えるということは分かっていながら、シンとなってしまった父であるジェクトを自らの手で倒す旅をしている訳です。

また、隠し要素というほどでもありませんが、スピラへとティーダを導いたアーロンに関しては死人だったという事が分かります。

そして最後の海で泳ぐティーダはFF10-2を完全にクリアした場合に限りユウナと再び再会をする事が出来ます。

FF10-2のいわゆるトゥルーエンドでは「祈り子達が思いを現実にしてくれた」っというティーダのセリフが聞けます。

FF10のエンディングは泣けるのか?

これは正直個人差があると思いますね(当たり前で申し訳ない

というのも、ストーリーをしっかりと考えながらプレイしていると道中で相思相愛の仲になるティーダとユウナの関係やシンを倒す事が=ティーダの消滅を匂わせる場面が結構多いんですね。

個人的な感動部分で言えばエンディングもそうですが、エボン=ジュ戦の前に究極召喚であるジェクトを倒して親子が再会するシーンなども泣けるシーンだと思いますね^^;

続編があるという意味でも”救われない部分”があるエンディングなので、

ガッツリFF10の世界観にハマっているとドバドバ泣けますw

悲しいシーンが終わった後にはスピラの住民の前でユウナがスピーチします。

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「居なくなった人たちの事、時々でいいから思い出して下さい」

ここは嵌ってなくてもグッとくるセリフです。

ユウナ自身もこの段階ではティーダとはもう会えないと感じているにも関わらず、シンを倒した召喚士として気丈に振る舞います。

そもそもスピラの信仰であるエボンの教えの真相に関しては一部主役キャラクターやパーティーキャラクターしか知らない真実ですからね。

発売から15年を迎えても今なおファンの絶えないFF10はやはりストーリーが秀逸だなと思います。

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